2013年11月4日月曜日

鎌倉市で「クラウドファンディング」活用した観光施設整備

神奈川県鎌倉市内でインターネットを通じて不特定多数から小口の資金を募る「クラウドファンディング」の手法が官民で広がっている。市は一般財団法人ジャスト・ギビング・ジャパンと連携し、同法人のサイトを活用して観光案内板の設置費用を集める。市内に集積するIT(情報技術)関連ベンチャー企業なども、鎌倉の活性化を目的として同手法の活用を始めた。

 鎌倉市は1日から、ジャスト・ギビング・ジャパンが運営する国内最大級のクラウドファンディングサイトを使い、観光スポットを案内するルート板の設置費用の寄付を募り始めた。「かまくら想いプロジェクト」と名付け、期間は12月末まで。

 1口1万円で100人から集める。「頼朝の墓」へのルート、銭洗弁財天から源氏山公園へのルートなど、市内10カ所に案内板を設置するための原資にする。寄付をしてくれた人の名前をルート板に刻んで謝意を示す。

 鎌倉市によると、自治体が主体となり、「クラウドファンディング」の手法を使って観光施設の整備費を調達する取り組みは全国で初めてという。同日、市役所で記者会見した松尾崇市長は「鎌倉を愛する皆さまからの応援をぜひお願いしたい」と呼びかけた。

 

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